青山学院大学体育会洋弓部OB会会長 五十嵐雅典
洋弓部OB会長の五十嵐と申します。本日はお忙しい中、 青山学院大学体育会洋弓部創部50周年祝賀会にご出席いただき誠にありがとうございま す。 主催者を代表しましてご挨拶させていただきます。 只今、嶋田先生にご祈祷を賜り、創部50周年記念祝賀会を開会いたします。 これもひとえに、安藤理事長様はじめご来賓の皆様、本日ご臨席いただきました 体育会OB・OG連合会太田幹事長ならびに、各部OB会代表の皆様、そして洋弓部を ご指導を頂いております中澤部長先生、洋弓部OB・OGの皆様方の暖かいご支援、 ご鞭撻の賜物と深く感謝致しております。 また、洋弓部OB会を永年に亘り引っ張っていただき、今日の祝賀会を一番心待ちに しておられた浜島名誉会長は、残念ながら昨年6月、創部50周年を目前にして 永眠されました。 ここに心よりご冥福をお祈りすると共に深く感謝申し上げます。ありがとうございました。 |
我が洋弓部は、昭和38年、東京オリンピックの前の年に「アーチェリー愛好会」として創設され、
昭和40年には体育会に入会「弓道同好会」となり、その後、「洋弓同好会」、「洋弓部」と50年の歴史を刻み、
総勢450名のOB・OGを送り出すまでの部となりました。
そして、本日、この会場にも創部早々の大先輩の方から、今年卒業したOB・OGの方まで128名の方々に
ご出席いただいております。しかしながらこの50年間は平坦な道のりではありませんでした。
@世田谷キャンパス内に射場を建設していただいたこと。
Aアクシデントから射場撤去寸前までの窮地を招いてしまったにもかかわらず、高村前部長先生並びに学校関係者の方々の
ご理解とご厚意により乗り越えられたこと。
Bリーグ戦で昇格を果たし涙しながら歓喜したこと、力のなさを痛感し苦しくもがいたこと。
C中澤部長先生のご尽力と大学の絶大なるご支援により相模原キャンパス内に、安全面に最大限の配慮をおこなった
新射場を建設していただいたこと。
Dにもかかわらず部員数が足りずにリーグ戦も記録会扱いでの参加となり、廃部の一歩手前まで至ったこと。
Eその状況を打ち破るため部員全員がアイデアを出し合い、部員数を上回る二桁の新入部員の勧誘に成功し、
現在も39名の部員で活動できていることなどなど、
各代のOB・OGの皆様方の胸中には色々な思い出があふれていることと思います。
現役の皆さんは、素晴らしい専用射場で39名の仲間と活動ができる背景には、そこに至るまでに多くの方々のご尽力や
OB・OGのガンバリがあったこと、また今現在も変わらぬサポートがなされ続けていることを絶対に忘れないでください。
現在、洋弓部は、男子が3部、女子は今年のリーグ戦で2部全勝、1部昇格を果たしましたが、更にお互いが切磋琢磨し、
正々堂々と戦い、男女共に1部リーグで戦うことを目指してください。そして、アーチェリーを通じ、
生涯の仲間作りと人間形成を育み、卒業後は青山学院大学、並びに体育会の名に恥じない、
スポーツマンの気概を持った社会人として頑張ってください。
創部からの一年一年を一つずつの点とすると、50個の点が繋がり、今年50年の線になりました。
これからも60年、70年、そして100年に向けて、この線をより太く、より長くしていくことを、OB・OG、
現役全員で決意をあらたにしましょう。
最後に、我らの拠り所である青山学院の益々のご発展を祈念いたしまして、挨拶とさせていただきます。